【不滅のメロディ・メイカー】tetsuyaという“怪物”を語らせろ!40代ベーシストが心酔する至高のプレイ|ことわりずむ的ベーシスト特集①

ベーシスト

はじめに:ベースは「地味」だなんて誰が言った?

よう、全国の低音中毒者(ベースジャンキー)の諸君。 今日も指先、ボロボロになるまで弾いてるか?

40代のおっさんベーシストである俺が、独断と偏見、そして溢れんばかりのリスペクトを込めて贈る「ベーシスト特集」。その記念すべき第一弾は、この男しかいない。

日本が世界に誇るモンスターバンド、L’Arc〜en〜Cielのリーダーにして、稀代のメロディ・メイカー、tetsuya(テツヤ)だ!

「ベースは地味」「ルート弾きで目立たない」……そんな固定観念を、俺たち世代の目の前で粉々に打ち砕いてくれたのが彼だった。

中学生でベースを始めたとき、正直こんなベーシストがいていいのかと疑ったし、ここからベースはカウンターメロディーをあててこその楽器だと思うようになったんだ。

歌うように弾き、派手に舞う。今回は、そんなtetsuyaの魅力を、機材からプレイ分析まで徹底的に掘り下げていくぜ!


1. 略歴と所属バンド:ラルクの心臓、そして不動のリーダー

まずは基本情報をおさらいしておこう。

  • 名前: tetsuya(L’Arc〜en〜Ciel)
  • 出身: 滋賀県
  • 主な活動:
    • L’Arc〜en〜Ciel: 1991年結成。リーダーとしてバンドを牽引し、ミリオンセラーを連発。
    • TETSU69 / tetsuya: ソロプロジェクト。ポップでキャッチーな楽曲でボーカリストとしても活躍。
    • Creature Creature: DEAD ENDのMORRIEとのプロジェクト。
    • Like〜an〜Angel: 近年話題の、tetsuya自ら率いるラルクのコピーバンド。

彼は単なる「ベーシスト」じゃない。ラルクの多くのヒット曲(「Ready Steady Go」「Link」など)を作曲したコンポーザーであり、バンドをビジネス面でも支える戦略家だ。彼の書く曲は、ベースラインが動くことを前提に作られているから、弾いていてこれほど楽しい(そして難しい)曲はないんだよな。


2. プレイの特徴:ベースは「第二の歌」である

tetsuyaのプレイを一言で表すなら、「リード・ベース」だ。

  • 圧巻の歌うベースライン: ギターがコードを刻んでいる裏で、縦横無尽にフレットを駆け巡る。ルート音に縛られず、ボーカルのhydeのメロディと「ハモる」ようなライン構成は芸術の域だ。
  • ダウンピッキングの鬼: あれだけ動き回るラインを、ほぼすべて「ダウンピッキング」で押し通すのが彼のスタイル。これにより、独特のアタック感と、粒立ちの良いタイトなリズムが生まれる。
  • グリスとスライドの魔術師: 「キュイーン」というグリスアップやダウンの入れ方が絶妙。フレーズの語尾に色気を持たせる、40代が真似したくなる「枯れない色気」がそこにある。

3. 直近の主な使用機材:サウンドの正体

tetsuyaといえば、派手なシグネチャーモデルが有名だが、そのサウンドは驚くほど計算されている。

【ベース本体】

直近のライブやレコーディングで欠かせないのは、やはり自身がエンドースするESPのモデルだ。

  • ESP Bandit Six: 6弦ベース。近年の重厚な楽曲で多用される。
  • ESP GLAMBELLY / Bardic: 彼の代名詞とも言える5弦ベース。
  • ZON Legacy Elite: 「浸食 -lose control-」などで見られる、あの硬質でクリスタルなサウンドはZONのグラファイトネックならでは。

【アンプ・エフェクター】

  • Ampeg SVT / Trace Elliot: 王道のアンペグサウンドをベースにしつつ、最近ではデジタルプロセッサー(Fractal Audio Systemsなど)を組み込み、緻密な音作りをしている。昔トレースエリオットを使ってたときはこのアンプかっこいいって思ったもんだぜ!
  • EBS MultiComp: ベーシストの定番。彼の粒立ちの良い音には欠かせない。
  • BOSS CE-2W(Chorus): 80年代〜90年代のラルクサウンドを象徴する、揺らぎのあるクリーンサウンドにはコーラスが必須だ。

4. プレイを体感せよ!おすすめ楽曲3選

YouTubeで今すぐ聴いてほしい、tetsuyaの変態的(褒め言葉だ!)なプレイが光る3曲を厳選したぜ。

① 花葬 (Kasou)

これは絶対に外せない。当時の俺たちに「ベースってこんなに自由に動いていいの?!」と衝撃を与えた一曲だ。
ラルクの中でも難易度随一を誇ると思ってる至高のベースラインだぜ!

  • ここを聴け!: イントロから全編を通して流れる、うねるようなライン。サビでの高音域への跳躍。重苦しい楽曲の中で、ベースがまるで呪術的な踊りを踊っているかのようだ。指弾きのような滑らかさをピックで表現する、tetsuyaの真骨頂。

② winter fall

ラルク初のチャート1位を獲得した名曲。冬の透明感を感じさせるサウンドの要は、実はベースなんだ。

  • ここを聴け!: サビのベースラインが、もはや「もう一つのメロディ」。歌を邪魔せず、かつ歌よりも動く。特にアウトロのベースソロ的なフレーズは、コピーしようとして挫折した40代も多いはず(俺もその一人だ)。

③ STAY AWAY

tetsuya作曲の、パンキッシュでポップなナンバー。ベースソロから始まる曲として、全ベーシストのバイブルだ。

  • ここを聴け!: 冒頭のベースソロ!歪みを効かせたサウンドで、タッピングやスライドを駆使するあの15秒間。あれを聴いてベースを買った奴がどれだけいたことか。ベースが「主役」になれることを証明した一曲だ。

おわりに:tetsuyaを追いかけ続ける理由

40代になって、若い頃よりも指が動かなくなることもある。でも、tetsuyaのプレイを聴くと「もっと攻めていいんだ」「ベースはもっと自由でいいんだ」って勇気をもらえるんだよな。

彼は今でも進化し続けている。Like〜an〜Angelでの活動を見ても、そのテクニックと情熱は衰えるどころか研ぎ澄まされている。

俺たちおっさんベーシストも、負けてらんねえよな? さあ、今夜は久しぶりに『花葬』のスコアを引っ張り出して、あのグリッサンドをキメてみようぜ!

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