【機材レビュー】久々にベースを再開した俺が「POD Express Bass」に夢を見た話。~40代おじさんベーシスト、最新技術のエフェクターという荒波に呑まれる~

楽器

はじめに:ベース再開!でも、今の機材シーンどうなってんの?

よぉ、全国のベーシスト諸君!元気に低音鳴らしてるか? 俺はといえば、仕事や家庭のバタバタで数年……いや、もっと長いことベースをケースに封印してたんだけど、ふとしたキッカケで「またバンドやりてぇな」って熱が再燃しちゃってさ。

いざ楽器を引っ張り出してみたものの、ふと思ったわけ。 「今の時代の『良い音』って、どうやって作るんだ?」

俺たちの時代(いつだよ)は、重たいサンズアンプを繋いで、重たいアンペグのキャビを鳴らすのが正義だった。でも、今は令和。調べてみたら「マルチエフェクター」も「モデリング」も、とんでもない進化を遂げてるじゃないか。

「これ一個持っておけば、スタジオもライブも宅録も全部完結するやつ、ないかな?」 そんなワガママな願いを胸に、楽器屋の門を叩いた俺が出会ったのが、Line 6の「POD Express Bass」だったんだ。


なぜ「POD Express Bass」を選んだのか?

俺が求めていたのは、ズバリ「手軽に手に入る、極上のプリアンプサウンド」。 正直、何十個もエフェクターが並んだ巨大なボードを組む気力とお金はもうなかった。

  • 「とりあえずこれ一個」で完結すること
  • 最新のモデリング技術で、憧れのアンプレプリカが使えること
  • 何より、手の届きやすい価格であること

この条件にバッチリハマったのがPOD Expressだった。 特にLine 6の「HXファミリー」から継承されたサウンドエンジンが積まれてるって聞いて、「あ、これ絶対音いいやつだわ」って直感したんだ。


肝心のサウンド:プリアンプのクオリティにビビる

さっそく繋いで音を出してみた感想……。 「おいおい、今の技術はどうなってんだ!?」

特に感動したのは、プリアンプのモデリングだ。 この小さな筐体の中に、ベース史に名を刻む名機たちのエッセンスが凝縮されてる。

1. GRIT(歪み系)

サンズアンプ的な、あのバキバキしたドライブサウンドが簡単に手に入る。指弾きで少し歪ませた時の「ゴリッ」とした食いつきが最高に気持ちいい。ピックでガシガシ弾きたくなる音だ。

2. VINTAGE(温かみ系)

ふくよかで温かいチューブ感。 「おじさん」の耳に馴染むのは、やっぱりこういう落ち着いた、でも芯のあるローミッドなんだよな。

3. PUNCH / DEEP

現代的なスラップをやるならこれ。ハイが綺麗に抜けて、ドンシャリ気味にセットしても音が細くならない。個人的にコレ系のモダンな音きらいじゃない!

これら全てのモデルに、あらかじめ最適化されたコンプがかかってるような「まとまりの良さ」がある。 「つまみを回すだけで、とりあえずプロっぽい音になる」 このスピード感は、再開組の俺には衝撃的だった。


「おじさん」が直面した、理想と現実のギャップ

……と、ここまでベタ褒めしてきたけど、タイトルにもある通り、実はこのエフェクター、もう俺の手元にはない。 「えっ、音いいんでしょ?」って思うよな。そう、音は最高だった。 でも、実際に使ってみて「俺には合わなかった」ポイントがいくつかあったんだ。

ちなみに個人的にいま一番しっくり来るのはこれだね、EBSのmicrobass3!

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1. 操作系が「シンプルすぎて難しい」

POD Expressは、液晶画面がない。 ノブの周りにあるLEDの点灯具合で今の設定を判断するスタイルなんだけど……これが「おじさん」の脳トレにはハードルが高かった。

「今、どのキャビネットシミュレーターが選ばれてるんだ?」 「隠しコマンドみたいな操作で中身をいじるの、覚えきれない!」

取説をスマホで見ながら格闘する時間は、ベースを弾く時間より長くなっちまった。 結局、俺みたいなアナログ人間には、「つまみ=その時の設定」がひと目でわかる直感的なペダルの方が合ってたんだ。

2. チープな筐体が、所有欲を……

ここが一番のワガママポイントかもしれない。 POD Expressはめちゃくちゃ軽い。プラスチック製で、持ち運びには最高だ。

でも、スタジオに持っていって、足元に置いた時。 「……なんか、おもちゃっぽく見えないか?」 って思っちゃったんだよね。

昔ながらの鉄の塊のような、ズッシリしたエフェクターを愛してきた世代としては、この「軽さ」に最後まで馴染めなかった。 「音はいいんだけど、踏んでる感じがしない」 機材ってのは、見た目のテンションも大事なんだなって再確認したよ。


結論:POD Express Bassは「誰」に向いているのか?

俺は手放しちゃったけど、このエフェクターが「ダメな機材」だとは微塵も思ってない。 むしろ、使いこなせるやつにとっては、これ以上の武器はないはずだ。

  • スマホ世代の若いベーシスト: 直感的に操作体系を理解できるし、この軽さは機動力が武器になる。
  • 「荷物を極限まで減らしたい」ライブ派: ギグバッグのポケットに入れて、現場でPAに直送。最強にスマートだ。
  • 宅録メインの初心者: オーディオインターフェース機能もついてるから、これ一個でベース動画も撮れる。

最後に

久々にベースを再開して、最新の機材に触れた時間は本当に楽しかった。 POD Express Bassのおかげで、「今のベースシーン」がどれだけ進化しているかを知ることができたし、自分の好みが「やっぱりゴツいアナログペダルなんだな」って再確認することもできた。

もしお前が「手軽に、でも本格的なプリアンプサウンドを手に入れたい」と思っているなら、一度チェックしてみる価値は絶対にある。 俺みたいに「おじさん」すぎて挫折するかもしれないけど、その音を聴けば、きっと一度は惚れるはずだぜ!

さて、俺はまた別の「重たくて頑丈な」プリアンプを探す旅に出ることにするよ。 それじゃ、またライブハウスのステージのどこかで会おうぜ。

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