どうも、40代の現役おじさんベーシストです。
世間は今、北中米ワールドカップの熱狂の真っ只中! テレビをつけてもネットを見ても、右も左もサッカー、サッカー、サッカーです。
……ただね、最初に言わせてください。
**私、サッカーは1ミリもできません!!!**
中学校の球技大会では、転がってきたボールを蹴ろうとして派手に空振りし、そのまま尻餅をついてクラスの女子に失笑された悲しい過去を持っています。オフサイドのルールだって、40歳を過ぎてからようやくなんとなく理解したレベルです。
でもね、そんなサッカー音痴の40代おじさんベーシストでも、ワールドカップのあの独特な「魂が震えるような興奮」は大好物なんです。なぜなら、サッカーのアンセムやテーマ曲、あるいはサッカーに深く結びついた名曲には、**「鳥肌が立つほどファンキーで、熱くて、エロいベースライン」**がこれでもかと詰まっているから!
今回は、サッカーの興奮を100倍にしてくれる「ベースがめちゃくちゃ目立つサッカー関連曲」を、邦楽・洋楽問わず5曲厳選しました。
スラップができなくても、指弾きで「それっぽい16分のうねり」をキメたくなる名曲ばかり。おじさんの熱い語りと一緒にお届けします!
—
## 1. Jの魂を支え続ける「泣きの低音」
### 春畑道哉 / J’S THEME(Jのテーマ)
まず日本のサッカーを語る上で、この曲を外したら確実に罰が当たります。1993年のJリーグ開幕以来、日本のサッカーシーンのバックグラウンドで常に鳴り響いてきた、全サッカーファンの国歌とも言えるインストゥルメンタル曲です。
TUBEのギタリストである春畑道哉さんの「泣きのギター」が主役の曲ですが……おいおいちょっと待ってくれと。ベーシストの皆さん、このバックで鳴っているベースをちゃんと聴いたことがありますか?
レコーディングでベースを弾いているのは、日本が誇る至高のセッションベーシスト、**松原秀樹さん**。
ギターが華やかにスタジアムを包み込む裏で、松原さんのベースは「ただのルート弾き」に終始することなく、めちゃくちゃメロディアスで、かつ16分の細かいニュアンスをゴリゴリに滑り込ませています。特にサビ前の「ドロルルン!」というフィルインや、ブレイクでの絶妙なベースの“タメ”は、大人の渋みそのもの。
スラップで目立つわけじゃないのに、バンド全体、ひいてはスタジアム全体をグイグイ引っ張っていくあの安定感と推進力。我々40代おじさんが目指すべき「真のファンキー&ソウルフル」がここにあります。
#### 【YouTube埋め込み】
—
## 2. 90年代UKロック×サッカーの狂気、地を這うベースライン
### New Order / World in Motion
我々40代が青春を過ごした90年代。サッカーと音楽の融合といえば、やっぱりイギリス(UK)です。この曲は、1990年のイタリアワールドカップのイングランド代表公式応援ソング。なんと、当時の代表選手たち(あのジョン・バーンズら)がラップで参加しているという、今考えるととんでもないお祭りソングです。
ニュー・オーダーといえば、泣く子も黙るベーシスト、**ピーター・フック(Hooky)**ですよね。
彼の代名詞といえば、ベースを腰よりはるか下の膝あたりまで低く構え、高音弦(G線、D線)を使ってまるでリードギターのようにメロディを弾くスタイル。この「World in Motion」でも、エレクトロなダンスビートの裏で、ピーター・フック特有の「ゴリゴリ、ジャリジャリ」とした高音ベースラインが曲を完全に支配しています。
普通、サッカーの応援歌っていうと、スタジアムでみんなで肩を組んで歌うような「オーレーオレオレオレー」みたいな泥臭いものを想像しますよね? でも彼らは違う。めちゃくちゃエレクトロでファンキーなディスコビートに、あのパンク仕込みのベースを乗せてきた。
スラップなんてしなくたって、ピックでピッキングのピッチを完璧に揃えて弾くだけで、これだけクラブ仕様のファンキーなグルーヴが作れるんだと、おじさんは当時のイギリスのセンスに脱帽しました。
#### 【YouTube埋め込み】
—
## 3. ウイイレで育ったおじさん感涙!アシッド・ジャズの真髄
### Jamiroquai / Virtual Insanity(または元サッカータイアップ曲)
40代のサッカー好き・ゲーム好きのベーシストなら、人生で一度は**『ウイニングイレブン(ウイイレ)』**に朝まで熱中した思い出がありますよね。友達と部屋に集まって、コントローラーを握りしめて絶叫したあの頃。そのウイイレシリーズや、数々のサッカー番組のハイライト映像で、BGMとして死ぬほど流れていたのがジャミロクワイです。
ジャミロクワイといえば、フロントマンのジェイ・ケイが熱狂的なサッカーフリーク(&スーパーカーマニア)として有名ですが、バンドの核は何と言っても「えげつないベースライン」です。
特に初期〜中期のベーシスト、**スチュアート・ゼンダー**の指弾きは、スラップができない僕らの完全なバイブル。
「Virtual Insanity」のイントロ、ピアノがポロローンと鳴った後に「ズズズン、ドゥードゥーパッ」と入ってくるあのベース。一見難しそうに見えますが、実はスラップは一切使っていません。基本は完全に「指弾き(2フィンガー)」です。
左手のミュート(ゴーストノート)を細かく混ぜることで、ドラムのハイハットと連動した、あの「うねるような16分音符」を作り出しているんです。この曲をバックにサッカーのスーパープレイ集を見たら、どんな凡プレイでも全部クリスティアーノ・ロナウド級に見えてくるから不思議です。
#### 【YouTube埋め込み】
—
## 4. W杯中継の裏で鳴り響く、歪み(ひずみ)全開の重量級グルーヴ
### Kasabian / Fire
近年のプレミアリーグ(イングランド)の中継や、日本のサッカー番組のテーマ曲、さらにはゲーム『FIFA』シリーズでもお馴染みなのが、イギリスの至宝・カサビアンの「Fire」です。スタジアムで数万人が大合唱するために作られたような、圧倒的なスケール感を持つキラーチューン。
この曲の何が凄いって、サビに入った瞬間に炸裂する**「超絶に歪んだベースライン」**です。
ベースの**クリス・エドワーズ**は、おそらくサンズアンプかダークグラスあたり(あるいは激しいファズ)で、ベースの原音がわからないくらい音をバキバキに歪ませています。そして、地を這うようなシンセベースのようなリフを、生ベースで黙々と弾き続ける。
40代になって落ち着いたベースばかり弾いていると、たまに「あーー!思いっきりエフェクター踏んで暴れたい!」って衝動に駆られるじゃないですか(笑)。そんなおじさんの抑圧された初期衝動を完全に解放してくれるのがこの曲です。
細かいテクニックやスラップは一切不要。コンプを深めにかけて、歪みペダルをONにして、ルートを8分でゴリゴリ叩きつける。これだけで、サッカーの試合でゴールが決まった瞬間のような、爆発的なカタルシスを味わえます。
#### 【YouTube埋め込み】
—
## 5. 南米のパッションと、16分音符の「ズクズク」したファンクネス
### Shakira / Waka Waka (This Time for Africa)
最後は、2010年南アフリカワールドカップの公式テーマソングであり、YouTubeでの再生回数が驚異の30億回を超えているモンスターアンセムです。
シャキーラ姉さんの妖艶なダンスとアフリカンなリズムにばかり目が(耳が)行きがちですが、この曲、実はベースラインがめちゃくちゃファンキーでカッコいいんです。ベースはおそらく、指弾きでかなりブリッジ寄りをピッキングしている、硬くて輪郭のはっきりした音。
アフリカの伝統的なリズムに乗せて、ベースが「ズクズクズクズク……」と、休むことなく16分音符の裏拍を食い気味に刻み続けます。
スラップで派手に目立つタイプのフレーズではないのですが、この「一定のテンポで、絶妙なハネ具合をキープし続ける」というのが、おじさんベーシストにとっては一番難しくて、一番やりがいのあるポイントなんですよね。
これが弾けるようになると、サッカーのスタジアムのスタンドで、ビールを片手にステップを踏んでいるステップの心地よさを、自分のベースだけで表現できるようになります(重ねて言いますが、私はピッチには立てません)。
#### 【YouTube埋め込み】
—
## 【おじさんのまとめ】サッカーもベースも「チームプレイ」なのだ
サッカーにまつわるベースが凄い名曲5選、いかがでしたでしょうか。
今回紹介した曲を改めて聴き直してみて、サッカーを全くできないおじさんなりに気づいたことがあるんです。
それは、**「サッカーのゴールキーパーやボランチの役割って、ベースと全く同じだな」**ってことです。
フォワード(ギターやボーカル)が華麗なドリブルで相手を抜き去り、派手なシュート(ソロ)を決めて観客を沸かせる。その裏で、ディフェンダーやボランチ(ベースとドラム)は、絶対に敵に突破されないように強固なブロックを作り、常に一定の距離感を保ってチームのバランスを取り続けている。
派手なスラップでフォワードの真似事をするのも楽しいですが、我々40代の大人のベーシストは、やっぱりチームを後ろからどっしりと支える「名ボランチ」でありたいものです。
ワールドカップの激闘をテレビで見守りながら、ハーフタイムにはお気に入りのベースを手に取って、地を這うようなファンキーなリフを爪弾いてみませんか?
それでは、日本代表の勝利を願って……良いベースライフを!

コメント